この物語はフィクションであり、登場人物、列車 地名及び店舗等は虚構です。 ---------------------------- ゆき2 ---------------------------- 信越7号をおりる。 まだ駸駸と雪は降り続いていた。 朝靄の上野駅を歩き中央線に乗り換えた。 まだ煌煌と街燈に灯が点っていた。 三鷹の駅に着くまで僕達は何も話さなかった。 「つかれたね。」 「うん・・・」 「ねぇ、なんで東京の雪って汚いのかなぁ?」 「さぁ?もしかして人の心と一緒なんじゃないの?」 もどる