この物語はフィクションであり、登場人物、団体 地名及び店舗等は実在のものと異なります。 ---------------------------- 夜景 ---------------------------- スキー板もった若者たちが街を闊歩していた。 もう、自由な時間があと僅かしかないというのに、 僕はいったい何をしているのだろうか? おととしには僕も板を持って彼らと同じようにバスを待っていた。 去年は、ビルの最上階で夜景を眺めていた。 今年は・・・ あまりにも空虚である。 偽りだらけうわべだけの付合いに疲れながらも、 僕はその呪縛から逃れる術を知らない。 なんでこんな街に今いるのだろうか? もどる