この物語はフィクションであり、登場人物、団体
地名及び店舗等は実在のものと異なります。
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夜景
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スキー板もった若者たちが街を闊歩していた。
もう、自由な時間があと僅かしかないというのに、
僕はいったい何をしているのだろうか?

おととしには僕も板を持って彼らと同じようにバスを待っていた。
去年は、ビルの最上階で夜景を眺めていた。
今年は・・・

あまりにも空虚である。
偽りだらけうわべだけの付合いに疲れながらも、
僕はその呪縛から逃れる術を知らない。
なんでこんな街に今いるのだろうか?

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