この物語はフィクションであり、登場人物、団体
地名及び店舗等は実在のものと異なります。
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公園
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終電が無くなり僕は歩いて家路についた。
いつもは何気なくあっというまにただ通り過ぎていく風景が、
今日はゆっくりと動いている。
昔公園だったところが今は住宅地になっていた。
友達が住んでいた平屋建てのあったところが、
マンション街の一角に変わっていた。

変わったよな・・・
自分自身の姿を差し置いてよく言ったものだ。
マンション街は街燈が煌煌と映え、
僕の行く手のちいさな公園を照らし出していた。
公園の街燈は僅か3つ。
人の姿はない。あたりまえか・・・

でも一瞬ブランコが揺れたような気がした。
なんだか呼ばれたような気がして、
クルクルと一回転してブランコの上に座った。
ギィコギィコ・・・

君の場所は変わったけど、
僕の容姿も変わったけど、
童心はいつもそばに居てくれたらしい。
ゴメンネ。
気づいてあげられなくて。

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