The Deutsch Album 13 ザンクト.フローリアン 13.1 ミサ 96年。それはブルックナーの年であった。 日本ではブルックナーの支持者は比較的少ないと思います。 (僕もそんなに聞くことのない1人ですが) 僕らはブルックナーの眠るザンクト・フローリアンへ と向かおうとした。 またザルツブルクで雄牛を見て マーグート、パッサウでオルガンの演奏を聞いた。 今日はもともとの目標ブクッルナーのオルガンを見に行く日でもあった。 しかしリンツ発のバスは来ない。 おかしい! とりあえず街の人に聞くと今日はこのバスないらしい。 諦めたとき時刻表に載っている「十字架のあるマーク」がついているバスが ザンクト・フローリアンに行きそうであった。 今日はたまたまのミサで臨時のバスが動くらしかった。 ついていた。 しかし発車まで、2分しかない! しかも停留所が違う! 慌てて、発車場所にむかった。 何とか間に合い、落ち着いたのもつかの間、 20分ぐらいたった頃「お爺さん」が運転手に話しかけていた。 ザンクト・フローリアンはここで乗り換えらしかった。 そんな事を知らない僕らに彼は教えてくれ、 運転手を止めてくれたのである。親切すぎる!!!! 見習わないと・・・ そんなことを思いながら、 田園風景を眺めつつ乗り換えのバスを待った。 13.2 ブルックナーのオルガン乗り換え後はスムーズにザンクト・フローリアン修道院についた。 日本では故朝比奈隆氏が有名なブルックナー。 ブルックナーの遺言では「オルガンの下で眠りたい」ということで 彼はここのオルガンの下に眠っているとのことだ。 当時はブルックナーの催し物がやっているらしく 説明&ポスターつきで見学ができた。 オーストリアの少年たちとガイドの「おばさん」と一緒に見学した。 最後にオルガンの前に来た。「おばさん」にある少年が質問した。 「誰が眠ってるの?」 ????? 「何言ってんだろうこの少年は」と思ったが、 おばさんは、 「ブルックナーが眠っています。オルガン・・・・・」 と説明をはじめていた。 おばさんが説明終わると、何かを合図した。 オルガンを弾いてくれるそうだった。 何か悲しい音色のいい演奏をしてくれた。 このたびでは計オルガン5台を見て、そのうち音色も3台聞くことができた。 こんなにも聞けるとは思っても見なかった・・・
(ブルックナーフリークが喜ぶアングル?) 戻る その後・・・ 世界の車窓からでこの寺院を放映したときは 感動しました(;_;)